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2021.9.19 ブログ
公平な賃金制度とは
みなさんこんにちは。
税理士の津谷です。
今回は賃金制度についてブログを書きます。
賃金制度について先ず思う事は、
完璧な賃金制度はこの世に存在しない、って事です。
結局支払う側、貰う側のスタンスが異なる以上は
絶対どこかに不満が出ます。
①支払う側:こんなに払ってるのにこの程度の働きしかしないのか。
②貰う側:こんなに仕事しているのにこれだけしか貰えないのか。
①②両方に共通して言えることは
『じゃあその尺度は何ですか?』って問われた時に返せる基準が必要と言う事です。
賃金制度を設計する上では
その基準をどう設定するかがカギになってくるのだと思います。
これは企業や職種によって異なると思います。KPIでも良いかもしれません。
例えば営業職であれば新規契約件数やリピート件数、
製造業の工員や建設業の作業員であれば労働工数、
等々です。
支払う側、貰う側の両者が納得できる基準や指標を設けた上で運用開始して
おかしな所が出たら修正して、また運用しての
トライ&エラーを繰り返していくしかないのかな、と思っています。
経営コンサルタントをしているお客様から賃金制度についてこんな事を話していました。
『給料のアップは従業員の満足要因にはならない、
どこまでいっても不満足要因の解消にしかならない。』
つまり給与の増加では
マイナスを0にする事は出来ても0をプラスに変える事は出来ない。
とのご意見でした。
私は当時給料を貰う側の人間でしたので、この言葉が凄くしっくりきました。
賃金制度って本当に難しいと思います。
一番危険なのは、賃金制度を創る事が目的になっちゃう事です。
これは良くありがちです。
あくまでも目的は
従業員の方に永く働いてもらう為にはどうするか、だと思います。
そこさえブレなければ、極論どんな制度でもOKかな、と思います。
光会計では賃金制度の設計についても
積極的に支援しております。
ご用命の方はぜひお願いいたします。
光会計
津谷