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2021.9.15 ブログ
法人にすべきかどうか
みなさんこんにちは。
税理士の津谷です。
今回は個人事業主が法人にすべきかどうか、について
ブログを書きます。
まずどこが分岐点になるかというと
個人事業の所得が700万円程度発生する見込みであるならば
法人化した方がトータルの税負担は減ります。
ただし、法人になると
・社会保険の加入義務が発生
・申告書が複雑になる為税理士報酬が増加
・個人よりは税務調査の確立が上がる
といたデメリットもあります。
それでもなお規模の拡大を目指すのであれば
法人化する事はお勧めします。
と、ここまでは当たり前の事です。
更に突っ込んで考えると、
法人化するメリットは、
最終的に会社を売却する事が出来る事です。
個人事業のまま事業を売却する事も勿論可能ですが
その場合は総合課税といって
所得金額によっては最高45%の所得税+住民税10%の合計55%の税金がかかります。
法人であれば株式を売却する扱いになりますので
所得税と住民税を合わせても20%の税率で済みます。
現行の日本の税制で儲かったものに対しては最も低い税率が
株式の譲渡又は長期保有の不動産の譲渡です。
まとめると、
法人化したら最終的に会社を売却する際に低い税率で済む、という事です。
出口まで考えると法人化する事はお勧めかもしれません。
光会計では
M&Aに関する業務も積極的に行っております。
会社を買いたい、売りたいという希望が御座いましたら是非ご相談ください。
それではまた。
光会計
津谷