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2019.9.17 ブログ
個人か法人どっちが良いのか?
皆さまこんにちは、税理士の津谷です。
本日は個人事業主と法人の違いについて書きたいと思います。
①利益に対して課税される税金が違う。
個人:所得税
法人:法人税(法人所得税とも言います。)
税率:所得税 所得に応じて増加(5%~45%)
法人税 19%~23.2%
※上記に事業税と住民税が+されます。国税のみで比較しています。
②開業時
個人:開業届を提出するだけ
法人:設立登記が必要
法人の場合は登記費用が25万円程(実費込)発生します。
③廃業時
個人:廃業届を提出するだけ
法人:解散、清算登記が必要
法人の場合は登記費用が30万円程(実費込)発生します。
④本人へ給与支給可能
個人事業主は自分自身のため給与支給は不可能です。
法人の場合は別人格ですので法人から代表者への給与支給が可能です。
⑤損失の繰越
個人:3年(青色申告の場合)
法人:9年
⑥生命保険
個人:所得控除(最大で12万円が控除限度額)
法人:内容によりますが経費化可能
⑦社会保険
個人:加入義務なし(従業員5人未満の場合)
法人:原則加入義務有
⑧税務調査
法人の方が税務調査の確率は上がります。
⑨税理士コスト
法人の方が作成する書類が多いので報酬が高くなります。
では上記を踏まえどちらが良いのでしょうか?
数値だけで判断するのであれば利益によります。
個人の課税所得が1,000万円近いのであれば間違いなく法人化を勧めます。
それに満たなくても今後事業拡大をしていきたいという計画をお持ちでしたら法人化を勧めます。
現在法人化するかどうか迷っている方がみえましたら、法人化シミュレーションを実施しますのでいつでもご相談ください。