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2019.9.16 ブログ

試験勉強のコツ

税理士試験は5科目合格しなければなりません。
私の場合は、
簿記論、財務諸表論、相続税法、法人税法、消費税法を合格しました。
まず簿記論は計算科目です。計算スピードと正確性が問われます。電卓を叩くスピードも問われます。勉強のコツとしては、仕訳を起こすスピードを速める事です。最初のうちは計算用紙にひたすら仕訳書いていました。そのうち書かなくても出来るようになります。あとはとにかく初見の問題に慣れる事です。やった事ない問題が本試験では絶対出ますので耐性をつけておく事も肝心です。
財務諸表論は、計算半分、理論半分です。
財務諸表論の計算は私見ですが税理士試験の中で最も簡単です。慣れちゃえばパズルです。
簿記論合格レベルにあるならば大した勉強せずに計算はクリアできます。なるべく理論に時間回せる様に計算はサクッとクリアしましょう。
理論についてはある程度の反復による暗記と、内容の理解です。文章だけだとイメージし難いので計算とリンクさせて内容の理解に努めましょう。
相続税法は、私が合格した科目の中で一番しんどい試験でした。3回受けました。計算問題は宅地と株式の評価を何度も反復練習した方が良いです。会社の会計では無いのでちょっと特殊です。今までの知識が役に立ちません。
理論はかなりヘビーです。漢字もめちゃくちゃ多いし一つの単語が長いし、意味が分からない事が多いです。理屈を理解する事も大事ですが、もう死ぬ気で丸暗記の方が速い気がします。眠る時目を閉じても理論が頭の中をグルグル回る位でないと受かりません。笑
常に理論の事考えている位でないと受からないと思います。
法人税法は、計算も理論もヘビーです。
ただ計算は会社の会計が基礎にあるので頭に入りやすいと思います。一つ一つの項目は簡単なので問題全体を俯瞰で見て確実に取れる所を落とさず解いていきましょう。
理論はボリュームが最強レベルです。丸暗記不可能だと思います。そして本試験では丸暗記よりも内容を理解している方が強いと思います。
とにかく内容の理解に努めてください。どこまでいっても課税所得を計算する為の科目です。何が益金で何が損金か、そこを意識する事が重要です。私が試験受けた時は、圧縮記帳と組織再編は全部捨てました。笑
消費税法は、ミニ税法です。計算も理論もボリュームが少ないです。他の科目の片手間で2年やれば受かると思います。と言うよりこの科目を普通に勉強して合格出来ないなら税理士は諦めた方が賢明だと思います。計算構造がとてもシンプルです。コツも何もありません。ただやれば良いです。笑
上記はあくまで私見ですので悪しからず。
まあまとめると、どれだけ集中できる時間を作れるかが勝負だと思います。
私も最後2科目同時合格の年は7月中旬から仕事を休ませてもらいめちゃくちゃ集中しました。眠くなったらカフェイン摂取して20分寝て、起きて問題解いて、を繰り返していました。
学生さんは遊びたい盛りなので中々難しいと思いますが、そこは諦めましょう。何歳になっても金持ってれば遊べます。笑
私も学生時代の友達と試験勉強中はほとんど遊びませんでした。断り続けていればそのうち誘われなくなるので断りまくりましょう。その方が長い人生うまくいくと思います。
試験勉強中の方の参考になれば幸いです。
税理士
津谷光一郎