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2021.9.25 ブログ
中古資産購入のススメ
みなさんこんにちは。
税理士の津谷です。
本日は中古資産購入のススメというタイトルで
ブログを書きます。
結論から先に書くと
中古の資産を購入した場合は
新品の資産を購入した場合と比較して
耐用年数が短くなるため、減価償却が早期に計上できます。
分かりやすく例で書きます。
300万円の車両を購入した場合。
※便宜上取得価格は同額とします。
①新車のケース
車両の法定耐用年数は6年となります。
その場合の減価償却費(定率法)は
1年目 999,000円
2年目 666,333円
3年目 444,444円
4年目 297,334円
5年目 297,334円
6年目 295,554円 →6年で総額2,999,999円の費用化
7年目 0円
②中古車のケース
3年落ちの車両を中古で購入したとします。
その場合の耐用年数は
(6年-3年)+(3年×20%)=3.6年 ∴3年(一年未満切捨) と計算します。
1年目 2,001,000円
2年目 666,333円
3年目 332,666円 →3年で総額2,999,999円の費用化が可能!
4年目 0円
中古資産は耐用年数が短くなるため、
減価償却のスピードが早いです。
トータルでみたらどちらも合計2,999,999円の減価償却費となり同じです。
あくまで早期に費用化できるという事です。
但し中古資産を購入する場合は
アフターコストが高くなる可能性も当然ありますので注意が必要です。
節税ばかりに捉われると大事な事を見落とす事になりがちです。
投資をする際には総合的に判断した上で、
新品で取得するのか中古で取得するのかを決定していってください。
ちなみに、
上記の例で車両が6年落ちだった場合は
耐用年数が2年となります。※2年が下限
2年の場合の定率法償却率は100%です。
そのため
1年目 2,999,999円 →1年で総額2,999,999円の費用化が可能!
となります。
要するに古いものは償却が早い、それだけです。
設備投資の際は慎重なご判断をお願いします。
設備投資の際の有利不利シミュレーションも行っております。
ご用命の方は是非ともご相談下さい。
それではまた。
光会計
津谷