ニュース&トピックス

2019.9.28 ブログ

売上高とは。

皆様こんにちは、税理士の津谷です。

本日は損益計算書項目、売上高について書きたいと思います。

 

売上高とは、会社の本業によって稼いだお金の合計です。

売上高は、金額の大小にかかわらず、本業以外の稼ぎは含まれません。

本業の稼ぎが100万円あり、副業の不動産収入が200万円ある場合でも、本業の100万円のみを売上高とします。
※本業とは、定款(若しくは謄本)に記載されている会社の目的に沿った事業内容です。

 

では売上を認識するのはいつなのでしょうか?

売上は実現主義により認識をする事が原則です。
実現主義=収益を実現の時点で認識するという考え方であり、
ここにその実現の時点とは、財貨又は用役の移転とそれに対する現金又は現金等価物の取得を指します。
翻訳)商品やサービスを相手方に引き渡し、
それに対する現金及び預金(又はそれに代わるもの、売掛金や受取手形等)を取得した時点。
→つまり販売の時点という事です。
現金商売ではなく、信用取引により商売を行っている事業者の場合は
売掛金の入金が一か月後等になります。
現金入金の時点が売上の認識ではなく商品またはサービスを販売した時点で売上を認識します。
→つまり、、損益計算書だけでは資金繰りが把握できない!
という事です。
まとめると、、
①売上高 定款の目的に記載されたものが売上として表記される。
→売上を増やしたかったら目的欄に自分が行う可能性のある事業をジャンジャン追加しておく!! 登記により追加可能です。許認可事業はあらかじめ追加しておいた方が登記費用も節約できます。
②損益計算書だけ見て経営をしない。
→売上は上がっていても回収の時期、支払いの時期を常に考え経営をする。
黒字倒産を回避する!!
要するに、損益計算書が赤字でもお金持っていれば倒産しない、という事です。
以上です。
光会計
税理士 津谷光一郎
〒460-0014
愛知県名古屋市中区富士見町13番19号
富士見町八木ビル602号
TEL 052-324-9477 FAX 052-324-9478
MAIL hikari.tax0412@gmail.com