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2023.9.28 ブログ
相続税の税務調査
皆様こんにちは。
税理士の津谷です。
本日は相続税の税務調査についてブログを書きます。
相続税の税務調査は概ね申告書を提出してから
3年以内に行われることが多いです。
5年を過ぎると時効が成立するため税務調査は
おそらく行われません。
どんな流れで税務調査が行われるか、ですが
まずは税務調査当日の午前中は
概ね相続人へのヒアリングが実施されます。
1.亡くなった方の経歴
2.相続人の情報
3.亡くなった方の交友関係、趣味、生活の状況
4.亡くなった方がどこでどの様に亡くなったか
5.亡くなった方の日記等
6.金庫の有無、実印の保管場所
7.その他諸々
を聞かれます。
これらの言質を取ったうえで
実際の資料等に基づいた調査が実施されます。
貸金庫があれば銀行へも一緒に行きます。
家に金庫があればそれも開けます。
寝室を見せる事もあります。
午前中にヒアリングした内容と
事実の食い違いが出てくると、
そこについて詳細に調査します。
で、実際には
現場の調査に来るより何日も前から
取引銀行を推定してそこに職権で照会をかけて
亡くなった方、その家族の預金履歴は全て
把握した上で調査が実施されます。
なので、調査当日だけうまく乗り切ろうと思っても
それは無駄に終わります。
相続税の調査は調査がある事が決まった時点で
いくらか支払う事は覚悟しておいた方が良いです。
もちろん見解の相違はありますので
間違っているのであればそこの主張は必要です。
時には親族も知らなかった隠し口座を税務署が見つける事も有ります。
相続税の税務調査で慌てないためには
万全の体制で申告書を作成できる状態にしておく事が大事です。
いつ相続が起こっても問題ないよう、
生前対策をきっちり行っていきましょう。
税理士法人LECTでは
生前の相続対策についても積極的に実施させて頂きます。
ご用命の方はお問合せフォームより
宜しくお願い致します。
以上です。
税理士法人LECT
津谷