ニュース&トピックス

2019.9.5 ブログ

必要経費の本当の意味

皆さまこんばんは、税理士の津谷です。

今日は1日中バタバタしててこんな時間の更新です。
今日は個人事業主の必要経費の意味について書きます。
※法人の経費とは意味合いが少し異なります。
まず必要経費とは、事業を営んでいる個人若しくは不動産所得がある個人の方々が収入を得るためにかかった経費の事を言います。
良く勘違いされる方が多いのですが、
個人なら経費適当に付けても大丈夫でしょ?って言われます。
これ、実は大きな間違いです。
実は個人の必要経費の幅は、法人の経費よりも幅は狭いのです。
上にも書いたように、あくまで収入を得るためにかかった経費が必要経費の幅です。
つまり、売上に対応させる説明が付かないものは税務調査にて否認されても文句が言えません。
私も税理士として反論ができません。えーん
例えば、建設業を営んでいる方の必要経費で美容院代が出てきたらアウトですが、
ホステスさんの必要経費で美容院代が出てきたら説明付けれますよね。
明らかに売上と関係無いものは経費になりませんので注意が必要です。
ただ個人の場合は家事関連費といって自分の生活に必要な経費と事業の経費が混在しがちです。
例えば自宅で仕事をされている方の家賃はどうするのか?
その場合は合理的に割合を算出して家賃のうち一部を必要経費に入れます。
合理的な割合って何かと言うと、数値で客観的に見れるもの、です。自宅の場合は面積が一番良い基準だと思います。間取り図や図面があれば仕事部屋の面積+共用部面積の内の仕事部屋の面積の割合で割合算出できます。無ければメジャー買ってきて測ってください。
細かいな、と思われるかもしれないですが客観的な数値で根拠を残す事ってのが大事です。
税務調査の際、税務署の職員の方々も上に報告しなければなりませんので、根拠が何も無いものよりも何かしら根拠があった方がスムーズにいきます。そこは争うとこじゃありません。
ブログを読んで頂いている事業主の方、経費の判断に迷ったら、売上に対応するものとして説明付けれるかな?って事を意識してもらえると良いと思います。更に迷ったら顧問税理士に聞いてみてください。何でもかんでも領収書ぶち込んで確定申告お願いしてると、知らない間に税理士に領収書捨てられてるケース結構あります。笑
ご自分の申告内容に責任持つのはあくまで納税者ご本人ですからね。我々は代理で申告書を作っている仕事ですので。。
とはいえ、勿論納税者の言うことを信じて申告しますので、税理士は味方に付けておきましょうね。
書いてほしい内容があれば受付しますのでコメントお願いしまーすウインク